1話 寮生活の始まり
- ichigopanikku15
- 2016年3月6日
- 読了時間: 5分


シム州高校第6寮

(周りに自然があふれていて素敵な所だなあ)



「結構綺麗♪高校の寮の中では一番小さいって言われてたけど」


「・・・・・・?」
「おい!」

日向「は・・・・はい!!!?」
「お前も新入生?」
日向「う、うん」
「チッ。なんだアジア人かよ」
日向(舌打ち!?今舌打ちしたよね?)
「で、どこ?」
日向「どこ?出身?日本だけど・・・」
「よりによってJAPかよ!Fuck off!」

日向「え・・・・えぇ~!!?」

(失せろって・・・)

(この先不安になってきた。上手くやっていけるかな)

(あの人は関わらないようにしよう。なんか怖かったし)

2F

「まずは部屋のお片付けか」

(新しい生活が始まったなって感じでドキドキするなあ~)
ゴソゴソ・・・

「さーてやりますか~♪」


「おわった~物足りないけどこんな感じでいいかな。その内プランター置きたいなあ」

(良い匂いにつられて~♡)

(確か平日は料理人さんが来てご飯用意してくれるんだっけ)


「おお~~~~~~✨」

「生で料理人さんの調理を見れるなんて感激!」

料理人さん「 ん?お嬢さんどうかしたかい?」
日向「あ・・・・・・すみません」

日向「料理するのが好きなので、見て勉強したいなって」
料理人さん「HAHAHAHA!そうかい。僕のでよければ見てくれてもかまわないよ♪おっと隠し味は秘密だけどね☆HAHAHAHAHHA!」
日向「そこが特に知りたいんですが」
料理人さん「HAHAHAHHAHAHA☆」
日向(笑って流されたw)


ガタッ

「ハロー!彼女一人~?」
日向「・・・!?あ・・・はい」

リリィ「私リリィって言うんだけどアンタも新入生だよね」
日向「うん。私は日向。リリィさんも?」
リリィ「っていうか、この寮は新入生しかいないみたいだけどね。」
日向「そうなんだ~」

リリィ「まあ先輩方が居ても威張り散らされると面倒だからな」
日向「う~ん。居たら少し気を使っちゃうよね」
リリィ「気なんて使わねーわww毎日鼻●そつけてやるわ」
日向「あははは・・・・女の子がそんなの子言っちゃいけません!」

料理人さん「リリィちゃんに注意しても無駄だよ。ココに来て3日毎日注意したけどこの調子さ。鼻●がこびり付いて取れないんだよ一生直らないよ」
リリィ「ほっとけ!早くメシ作れよFAT!」

料理人さん「鼻●いれていい?いれていいよね?」
リリィ「入れたら校長にチクるかんな!」
料理人さん「HAHAHAHAHA勘弁してくれよ」

リリィ「あーーーーはらへったはらへったーーーーー!」
日向「り、リリィさん・・・?」
料理人さん「タチの悪いおばさんクレーマーみたいだよ君は」

料理人さん「ほら出来たよ」
日向「おいしそう~」
料理人さん「美味しいにきまってるだろ?」

「はらへった・・・」
料理人さん「君は大食いだからね。沢山作っておいたよ」
「Thank you。fat」
料理人さん「感謝しているのかな?それとも貶しているのかな?」
「どっちも」

リリィ「モゴッ・・・ティクスじゃんもごもごもご」
ティクス「何言ってるかわかんねーよ。」
日向(うわっ・・・さっきの人だ)

日向「知り合い?」
リリィ「ああ、ティクスとは幼馴染みたいなもん」
ティクス「チッ。こっち見んなブス共」
リリィ「ああん!!?テメーあれ言うぞいいのかああん!!?」
ティクス「アレってなんだよ!?言ってみろよゴルァ!!!」

日向(こわっ・・・・)

リリィ「うまい!」 ティクス「まじうめぇ」
リリィ「いや私の方が旨いから」
ティクス「は?同じの取り分けてんだから同じに決まってんだろ」
リリィ「いや私の端っこだからアレでアレだから、いい焼き加減のアレだから」
ティクス「さっきからアレアレうっせーんだよ!!テメェは何に張り合ってんだクソアマ」
日向(仲が良いのか悪いのか・・・)

マイク「うわ~美味しそう♡」
イアン「結局夕食の時間に着いてしまったな。誰かが行く先々で女口説いてたせいで」
マイク「誰かが邪魔したせいで失敗しちゃったけどね」

マイク「料理もだけどあの子たちも美味しそうだな~♪」
イアン「寮の奴には手出すなよ。これから3年間一緒なんだからな」
マイク「どうしよっかなあ♡」
イアン「お前いい加減に・・・」
マイク「ここ良いかな?」

リリィ「構わんよ」 日向「どおぞ」
マイク「ありがと♡」
イアン(言ったそばからアイツは・・・)

リリィ「アンタなかなかのイケメンじゃん」
マイク「ありがと♡君たちみたいな純潔でキュートな天使達と同じ寮で僕は光栄だなあ。僕はマイクよろしくね」
リリィ「私はリリィよろしく早●れ野郎」
マイク「酷いなあ。でもそんなところも素敵だよ。で、君の名は?キュートな子リスちゃん」
日向「!!?え・・・??え・・・・・・リス????」
イアン(あの子すげー困ってるな・・・かわいそうに)

イアン「はあ・・・。全く・・・アイツは」



ガタッ

日向「えっと私は日向です。よ、よろしく」
マイク「クールな名前だね~」
イアン「おいマイク、まずは部屋に荷物を置いてくるぞ」
マイク「お兄様邪魔しないでくれませんか~?」

イアン「弟が邪魔して悪かった」
日向「??」
イアン「マイク行くぞ」

マイク「少しは空気読んでくれませんかね~?」

イアン「その言葉、そのままお前に返すわ」
マイク「あ~あ。あの子達と一緒に食べたかったな~」

日向「あの二人双子かな?そっくりだったよね」
リリィ「しかも服も持ち物も色は違えどお揃いとか仲良しかよwwwwwww」
日向「髪型同じだったら見分けつけられないかも」
リリィ「今でも見分けつかんがなw」
日向「酷いwwww」

リリィ「あ、そうだ!日向明日から学校一緒に行かない?アンタ話しやすいし仲良くなれそう」

日向「え、いいの?一緒に行こ!毎日リリィさんと一緒だと楽しくなりそう」
リリィ「リリィでいいよ。さん付けられると違和感半端ねぇwんじゃ、約束だからな!」
日向「うん。明日楽しみだなあ」

(リリィさん面白い人だったな~)

(もっと仲良くなれればいいなあ)

(明日は速いからもう寝なきゃ)
