top of page

1話 寮生活の始まり

                  シム州高校第6寮

(周りに自然があふれていて素敵な所だなあ)

「結構綺麗♪高校の寮の中では一番小さいって言われてたけど」

「・・・・・・?」

「おい!」

                               日向「は・・・・はい!!!?」

「お前も新入生?」

                               日向「う、うん」

「チッ。なんだアジア人かよ」

                              日向(舌打ち!?今舌打ちしたよね?)

「で、どこ?」

                              日向「どこ?出身?日本だけど・・・」

「よりによってJAPかよ!Fuck off!

日向「え・・・・えぇ~!!?」

(失せろって・・・)

(この先不安になってきた。上手くやっていけるかな)

(あの人は関わらないようにしよう。なんか怖かったし)

 2F

「まずは部屋のお片付けか」

(新しい生活が始まったなって感じでドキドキするなあ~)

                                         ゴソゴソ・・・

「さーてやりますか~♪」

「おわった~物足りないけどこんな感じでいいかな。その内プランター置きたいなあ」

(良い匂いにつられて~♡)

(確か平日は料理人さんが来てご飯用意してくれるんだっけ)

「おお~~~~~~✨」

「生で料理人さんの調理を見れるなんて感激!」

料理人さん「 ん?お嬢さんどうかしたかい?」

                                    日向「あ・・・・・・すみません」

                     日向「料理するのが好きなので、見て勉強したいなって」 

料理人さん「HAHAHAHA!そうかい。僕のでよければ見てくれてもかまわないよ♪おっと隠し味は秘密だけどね☆HAHAHAHAHHA!」

                     日向「そこが特に知りたいんですが」

料理人さん「HAHAHAHHAHAHA☆」

                     日向(笑って流されたw)

                  ガタッ

                    「ハロー!彼女一人~?」

日向「・・・!?あ・・・はい」

                 リリィ「私リリィって言うんだけどアンタも新入生だよね」

日向「うん。私は日向。リリィさんも?」

                 リリィ「っていうか、この寮は新入生しかいないみたいだけどね。」

日向「そうなんだ~」

リリィ「まあ先輩方が居ても威張り散らされると面倒だからな」

日向「う~ん。居たら少し気を使っちゃうよね」

                                リリィ「気なんて使わねーわww毎日鼻●そつけてやるわ」

日向「あははは・・・・女の子がそんなの子言っちゃいけません!」

料理人さん「リリィちゃんに注意しても無駄だよ。ココに来て3日毎日注意したけどこの調子さ。鼻●がこびり付いて取れないんだよ一生直らないよ」

リリィ「ほっとけ!早くメシ作れよFAT!」

料理人さん「鼻●いれていい?いれていいよね?」

                              リリィ「入れたら校長にチクるかんな!」

料理人さん「HAHAHAHAHA勘弁してくれよ」

リリィ「あーーーーはらへったはらへったーーーーー!」

日向「り、リリィさん・・・?」

                             料理人さん「タチの悪いおばさんクレーマーみたいだよ君は」

料理人さん「ほら出来たよ」

日向「おいしそう~」

                                      料理人さん「美味しいにきまってるだろ?」

「はらへった・・・」

                         料理人さん「君は大食いだからね。沢山作っておいたよ」 

「Thank you。fat」

                         料理人さん「感謝しているのかな?それとも貶しているのかな?」

「どっちも」

リリィ「モゴッ・・・ティクスじゃんもごもごもご」

                                   ティクス「何言ってるかわかんねーよ。」

日向(うわっ・・・さっきの人だ)

                        日向「知り合い?」

                             リリィ「ああ、ティクスとは幼馴染みたいなもん」

ティクス「チッ。こっち見んなブス共」

                             リリィ「ああん!!?テメーあれ言うぞいいのかああん!!?」

ティクス「アレってなんだよ!?言ってみろよゴルァ!!!」

                       日向(こわっ・・・・)

リリィ「うまい!」                              ティクス「まじうめぇ」

リリィ「いや私の方が旨いから」              

                                        ティクス「は?同じの取り分けてんだから同じに決まってんだろ」

リリィ「いや私の端っこだからアレでアレだから、いい焼き加減のアレだから」

                                        ティクス「さっきからアレアレうっせーんだよ!!テメェは何に張り合ってんだクソアマ」

                日向(仲が良いのか悪いのか・・・)

                         マイク「うわ~美味しそう♡」

イアン「結局夕食の時間に着いてしまったな。誰かが行く先々で女口説いてたせいで」

                         マイク「誰かが邪魔したせいで失敗しちゃったけどね」

マイク「料理もだけどあの子たちも美味しそうだな~♪」

イアン「寮の奴には手出すなよ。これから3年間一緒なんだからな」

                    マイク「どうしよっかなあ♡」

イアン「お前いい加減に・・・」

マイク「ここ良いかな?」

リリィ「構わんよ」                            日向「どおぞ」

                   マイク「ありがと♡」

                    イアン(言ったそばからアイツは・・・)

                 リリィ「アンタなかなかのイケメンじゃん」

                                マイク「ありがと♡君たちみたいな純潔でキュートな天使達と同じ寮で僕は光栄だなあ。僕はマイクよろしくね」

                 リリィ「私はリリィよろしく早●れ野郎」

マイク「酷いなあ。でもそんなところも素敵だよ。で、君の名は?キュートな子リスちゃん」

日向「!!?え・・・??え・・・・・・リス????」

イアン(あの子すげー困ってるな・・・かわいそうに)

イアン「はあ・・・。全く・・・アイツは」

           ガタッ

                            日向「えっと私は日向です。よ、よろしく」

                 マイク「クールな名前だね~」

イアン「おいマイク、まずは部屋に荷物を置いてくるぞ」

                 マイク「お兄様邪魔しないでくれませんか~?」

イアン「弟が邪魔して悪かった」

            日向「??」

                                イアン「マイク行くぞ」

                                 マイク「少しは空気読んでくれませんかね~?」

イアン「その言葉、そのままお前に返すわ」

                         マイク「あ~あ。あの子達と一緒に食べたかったな~」

日向「あの二人双子かな?そっくりだったよね」

                                 リリィ「しかも服も持ち物も色は違えどお揃いとか仲良しかよwwwwwww」

日向「髪型同じだったら見分けつけられないかも」

                                 リリィ「今でも見分けつかんがなw」

日向「酷いwwww」

リリィ「あ、そうだ!日向明日から学校一緒に行かない?アンタ話しやすいし仲良くなれそう」

日向「え、いいの?一緒に行こ!毎日リリィさんと一緒だと楽しくなりそう」

                                   リリィ「リリィでいいよ。さん付けられると違和感半端ねぇwんじゃ、約束だからな!」

日向「うん。明日楽しみだなあ」

                     (リリィさん面白い人だったな~)

                       (もっと仲良くなれればいいなあ)

                      (明日は速いからもう寝なきゃ)

Visitors

bottom of page