[大人編] 2話 失恋 ※一部R15注意※
- ichigopanikku15
- 2017年3月12日
- 読了時間: 4分
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「「失恋おめでとーーーーーーーーーー!!!!」」

イアン「お前らは・・・・」

日向「ごめん・・・イアン君・・・。まさかこんな時に・・・ほんとごめんね」
イアン「気を使わないでくれ。余計に辛い」

リリィ「独り身の世界におかうぇりぃー!」 マイク「お酒が最高に美味しいね♡」
イアン「お前らは気を使え!」
リリィ「で。で!?原因は何?」
マイク「前と一緒」
リリィ「ああw大切にされているのはわかるの。でも貴方から愛を感じない!からの彼女浮気パターンか?」

マイク「その通り♡学習しないよねー」
リリィ「イイ女だったし付き合い長い分だけ勿体ないな」

マイク「イイ女性だったからこそなんだろうけどね」
リリィ「お前友達には過保護な癖に彼女には冷たいとかじゃないのか?」
イアン「もうその話はいいだろ」
リリィ「良くねーよ!これネタに飲みに来てんだぞこっちは!!!」
日向「リリィ落ち着いてw」
マイク「くっ・・・wwwwwリリィちゃん最高w結婚して♡」
リリィ「石油王になってから出直してきな!」

日向「でもイアン君が振られるなんて信じられないなあ」
イアン「お前は昔から俺を過大評価し過ぎてる」
日向「そうかな?女性の理想中の理想だと思うんだけど」
イアン「そんなことないだろ。現にこうなったんだ」

日向「難しいよね。付き合うって。まあ、何年も彼氏いない私が言うのもなんだけど」
イアン「いるいないは関係ないだろ」
日向「そっか」

マイク「彼女達は周りが見えなくなるような熱い恋がしたかったんだよ。要はイアンが物足りなかったってことでしょ?」
リリィ「わかるわ~お前つまらなさそうだし!」
日向「りりぃ~・・・・・・・!」
イアン「日向いいよ。その通りだしな」

イアン「俺はただ一緒にいられれば幸せだと思ってた」

イアン「でも相手はそうは思っていなかった。それだけの事だろ」

日向(それだけの事・・・それだけの事で築き上げてきた関係が簡単に終わってしまう)
ー彼女はつまらないー

ー真面目で退屈で従順な振りをするー
ー一緒にいるととても退屈なんだー


日向「うっ・・・ぷ・・・飲み過ぎてしまった・・・」

日向「タクシーで帰ってきて良かった・・・歩いてたら絶対倒れてた。もう、限界・・・視界が・・・」

日向(リリィも無事に帰れたかなあ・・・べろんべろんだった・・・)

ドンッ

日向(し・・・・・・・?)

日向(体が・・・)

グイッ

日向(あ・・・れ・・・?)

「大丈夫?」
日向(凄く良い香り・・・が・・・する・・・)ぼや~・・・

日向「あ(人とぶつかったのか)ごめんなさい!ぼーっとしてて・・・怪我とか無いですか?」
「いえこちらこそすみません」

「それよりフラついてるみたいだから気を付けて」
ごくごくごく・・・

日向(今度からお酒も程々にしないと)

日向(年々お酒に弱くなってるきがするなあ・・・)
バサッ!

日向「あ~も~・・・あ、れ・・・このノート・・・懐かしい。確か学生時代に使ってた・・・」

日向「・・・・・・。写真まだ残ってたんだ・・・」
全部処分したと思ってたのに
数年前
「良いんですか?折角2年ぶりにシム州に来たのに」

「可愛い可愛い彼女さんと約束していたのでは?」
「彼女?」

「ああ、仕事が忙しいって言ったら分かってくれたよ。とても聞き分けの良い子だからね」
「だからとてもつまらない子なんだ」

「会うだけ時間の無駄」

「それなら君とこうしてる方がまだマシだ」

「うふふ。酷い人」

「彼女さんも許嫁さんも可哀想」

「良いんだよ。彼女達も君も僕のお人形なんだから」

日向「はぁ・・・」

日向(イアン君ああ言ってたけど大丈夫かな。辛いよなあ~)

日向(私も辛かったから)
今でも忘れた頃にあの光景が頭に浮かんでは
グサクサ心を抉ってくる
まるで呪いに掛かっているみたいに

日向「おはよ~」

アリア「え~先輩と行くのは嫌です~」
アドルド「は?誘ってやるだけでもありがたく思えよ!」
アリア「その態度が嫌ぁ~」
日向「どうかしたの?」

アドルド「BBAも行く?」
日向「話が分からないけどムカッときたから行かない」
アドルド「いいから聞けよ!」
日向「嫌です~」

アリア「そうだ!日向先輩が行くなら行ってもいいよ!」
日向「話が分からないんだけど」
アドルド「スパのビルの裏のバーで知り合いがパーティーすっから女性を連れて来いって頼まれたんだよ」
日向「なんで女性?」
アドルド「そいつブライダルヘアメイクアーティストだからとだけ言っておけばわかるだろ?」
日向「なるほど~」

日向「他の女の子にたのんだら?」
アドルド「いないからお前らなんかに頼んでんだろ」
日向「なんかって・・・」
アリア「アドルド先輩女性に嫌われるタイプですもんね」
アドルド「殴るぞ!」
アリア「そんな事いうなら行かないも~ん!」
アドルド「悪い悪い俺が悪かった!可愛い同僚を連れて歩きたいのでお願いします(棒)」
日向「棒読みw」

日向「いいよ。暇だから」
アリア「じゃあ私も行く!」
アドルド「助かった!今度お礼すっから」
アリア「わ~い!ご馳走してくださいね~?」
日向「普段あまりいけない高級なお店検索してみるね」
アドルド「お前らちゃっかりしてるよな。先にパーティーのこと考えろよ。あと俺万年金欠だからな?」
良い香りはきっとブルガリの プールオム!